10分で激やせ!?グラフィックデザイナーによるプロフィール写真の秘密。(前編)

ども。KSKと申します。

CUT INがWEBに切り替わって初の投稿ということで、宣材写真が必要という事なのですが、自分はCUT INがWEBマガジンとして切り替わる直前のフリーペーパーで編集長をやっていました。編集長なので誌面をまとめたり取材やら原稿やらに携わる事が多いと思われがちなのですが、元々はグラフィックデザイナーがメインです。
なので仕事柄写真の画像を加工することがチョイチョイあるということもあり、宣材写真を自然な加工でどこまで盛れるのかにチャレンジしてみました。せっかくなのでレクチャーを交えつつ説明していきます。

今はスマホで簡単に加工する事もできますが、「それやり過ぎだろ!」って写真が多く、知ってる人が見たら「あんた誰?」って写真もいつの間にかまかり通る世の中になってしまいました。
そこで今回はプロのデザイナーやカメラマンが使うアプリ「Adobe Photoshohp CC(月額980円で使用可能!)」を使って「宣材写真を自然に盛る」工程をレクチャーしてみようと思います。

どん。僕です。

3年前くらいに撮ってもらった写真の生データ。やばいくらいパンパンですね。


1.色調を補正する

まずは、コントラストを付けて締りのある写真にします。

レイヤーパレットの下からレベル補正を選択。写真のレイヤーを直接変更すると後で変更や戻すことが難しくなりますが、調整レイヤーを使えば後で元に戻したり、再度補正できます。

RGBでのレベル補正のメーターは左が濃い色、右に行くほど明るい色の量になります。この写真は、どちらかというと白っぽいので、右側のメーターの値が高くなっています。
このメーターの下にある三角の矢印を真ん中に絞ることで最も濃い色の範囲、最も明るい色の範囲が狭くなり、コントラストの効いた画像になります。真ん中の矢印は中間色で、左に寄せると中間の色が薄なり、右に寄せると中間の色が濃くなります。
最近のスマホアプリでは、この機能が付いたものもあるので、覚えておくと便利です。

コントラストを強くして締りのある写真になりました。


2.体系・顔をギュッと圧縮

何と言ってもパンパンにふくれあがった醜い顔と体系を補正します。

[フィルター][ゆがみ]を選択。左のツールバーの一番上の指先アイコン[前方ワープツール]を選択。写真の修正したい箇所をドラッグすると直感的に変形することができます。右のパレットでブラシサイズを調整しながら補正します。欲張ると不自然になってしまうので、やりすぎないようにしましょう。

かなりホッソリしました。「お前誰だ?」って言われる限界までやっちゃってます。

[ゆがみ]では顔の形も数値で簡単に変えることができる代わり[前方ワープツール]と比べて思い通りの細かい調整が効きません。[ゆがみ]でやったのがコレ。そのまま小さくって感じです。


3.Tシャツの膨らみを軽くする

Tシャツにシワをつけることでお腹の膨らみを誤魔化します。

パスツールを使って、ざっくり影のアウトラインを描きます。描いたらパスが画像のように表示された状態で、[パスパレット][選択範囲を作成][編集][塗りつぶし]黒く塗ります。レイヤーマスクを使ってますが、ここでは省略します。

不透明度は30%、描画モードは[乗算]を選択してください。

次に[フィルタ][ぼかし][ぼかし(ガウス)]を選択。

画面を見ながら適度に数値を調整してください。

仕上がりはこんな感じ。

お腹のあたりシワがあるということは、お腹もペッコリしてるってこと。だいぶ誤魔化せたでしょう(笑)

はい、今回はここまで。

次回「顔面整形」ご期待ください!(笑)


使用アプリ : Adobe Photoshop CC 2019

投稿者プロフィール

KSK ONE
KSK ONEグラフィックデザイナー
けんと放送のグラフィックデザイナー。HIP HOPにハマり、GRAFFITIやDANCEをかじって、クラブにもどっぷり浸かる。最近は某バトロワゲームにハマってる。ネギヲタ箱推し。