今日も趣味の話「何度も観てしまう映画の話」

こんにちは。編集の金子です。外出自粛が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

私はというと、先日友人とオンライン飲み会をしました。画面を通してではありますが、顔を見て話せるのはいいもので、実際に会って話したときのような気分を味わうことができました。

その中で話題になったのが、何度も観てしまう映画。友人からは、アクション系では「ミッションイン : ポッシブル」、ミュージカルでは「ヘアスプレー」、ヒューマンドラマでいうと「フォレスト・ガンプ 一期一会」など様々な作品が挙がりましたが私はこの作品。

夜は短し歩けよ乙女

原作は森見登美彦の小説「夜は短し歩けよ乙女」。実は私、学生時代に、独特な世界観と特徴的な文章に出会ってからというもの、森見先生の作品のファン。今でも小説だけでなく関連書籍を見かけるとつい手に取ってしまうほどハマっています。同著者のアニメ化といえば「四畳半神話大系」や「ペンギン・ハイウェイ」などもありますが、この作品に関しては、なぜかときどき無性に観たくなってしまうんです。  

ということで今回は「夜は短し歩けよ乙女」について紹介したいと思います。少しネタバレもありますが、よかったらお付き合いください。

– あらすじ –

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、彼女との距離を縮めようと、なるべく彼女の目にとまるべく「ナカメ作戦」を実行する。しかし外堀を埋めるばかりでその恋は一向に進展せず、、、。果たして、2人の恋の行方とは?

京都を舞台に大学生の先輩とクラブの後輩である黒髪の乙女が繰り広げる恋愛物語。2017年に公開され、豪華なキャストも話題になりました。

まず見どころの一つに挙げたいのが、登場人物。願いごとが叶うまでパンツを履き替えないパンツ総番長、錦鯉センターを営む藤堂、偽電気ブランを所有している老人・李白、自らを天狗と呼ぶ樋口、歯科衛生士をする美女・羽貫、学園祭事務局長など個性豊かなキャラクターが登場します。中には「四畳半神話大系」のキャラクターも出てくるので、ファンとしてはつい嬉しくなってしまう場面も。個人的には、臆することなくいろいろな場所に飛び込んでいく乙女の姿に元気をもらっています。

そんな彼女については、その飲みっぷりにも注目。色とりどりのカクテルを軽やかに飲み干す姿を観ているとなんだかお酒を飲みたくなることも。劇中には森見先生の作品によく登場する「偽電気ブラン」が出てくるのですが、あまりにおいしそうなので、過去には酒屋さんに探しに行ったこともありました(笑)。

そして気になるのは先輩と黒髪の乙女の恋の行方について。図らずも少しづつ接点が増えていく中で、ある時2人の距離が縮まる瞬間が。結末がわかっていても、毎回先輩を応援してしまいます。また学生目線で京都を楽しめるのも魅力の一つ。学園祭などのシーンもあるので、旅行で訪れるのとは一味違った視点で楽しむことができます。

映画、原作共に素敵な世界観が楽しめるこの作品。よかったらぜひチェックしてみてください。

それではまた。

投稿者プロフィール

金子
金子ライター
レポーター&ライター。旅行、寺社仏閣、祭り、伝統文化をこよなく愛する。夢は狐の嫁入り行列で花嫁役になること。新潟・市民映画館「シネ・ウインド」の編集部にも所属している。