【お家でお絵描き】誰でも上手く描けるドローイングを伝授!

どうも。デザイナーのKSKです。

世間は自粛自粛の真っ只中。気持ちが滅入ってしまいそうですが、そんな時だからこそ楽しめることを新たに発見できるかもしれませんね。

そこで、自分が好きなドローイングを僭越ながらレクチャーしてみたいと思います。因みに今回はiPadのAdobe Frescoというスケッチアプリを使ってみました。モチロン、紙と鉛筆でも使えるテクニックなので是非試してみてください。最後にドローイングのタイムラプス動画も用意したので画像でわかりにくい部分はそちらで確認してみてください。

今回は、ソロシングルを発売したばかりのNegicco Nao☆さんを描いてみました。


ベスト☆フレンド

さて、まずは描きたい写真と描く紙の両方に目安となるグリッドを書きます。自分は紙の場合は、線だと後々目立つので、線と線が交差する部分に小さく十字を描きます。心配な方はグリッドの数を増やすと位置関係もつかみ易くなります。

写真のグリッドを確認しながら、目安となる下書きの線をうすく描きます。この時に注意するのは、角度位置関係。グリッドに対して、顔の輪郭のラインがこの角度で入ってくるとか、目や鼻や口などのパーツが四角の中のこの位置にあるなどを注視しながら描きます。下書きの線でおよその形が決まってくるので、位置関係はしっかり確認しましょう。

顔の中身を丁寧に描いていきます。スケッチアプリの場合は、ラフの線と別のレイヤーを作って描くと便利です。どこから描くかは人それぞれですが、自分の場合は人物を描く中で一番重要と考える「目」から描きます。目は特に少しの違いで表情がかなり変わるので、二つの目が並んだ時の位置関係や角度が元の写真とどう違うかを見比べながら、違和感が無くなるまで確認しましょう。顔などの凹凸がある箇所は、光の当たる部分と影が落ちる部分の関係性を把握して確認しながら描いていくと良いです。歯や鼻、目の下の輪郭など、書き込むと生々しくなってしまうパーツの明るい部分はあえて線を描かずに輪郭を飛ばすのも一つのテクです。

髪の毛を描いていきます。全体を捉えて、髪がどういう風に流れているかを把握しながら大まかなまとまり→細かい線と描いていきます。ドローイングで大切なことの一つは根気です。髪は特に丁寧に描くことで仕上がり具合が変わってくるので時間の許す限り描き込みましょう。今回自分は根気が足りず、結構おおざっぱです(笑)

服を描きます。シワの位置関係と光と影の濃淡を確認しながら、大きなシワから描いていきます。ステッチ部分の細かいヨレなど、ここも根気よく描いてきます。

最後に全体を眺めた印象で、位置関係や影の濃淡の関係性を元の写真と比較してみて違和感のある場所を調整したら、完成です。今回は、ステッチや髪の毛の白い線を加えたり、目を少し調整しています。鉛筆で描いた場合の白い線は、シャーペンのようなノック式消しゴムがあるので、その角を使うか、ホワイトのペンで描きます。

おさらい

  • グリッドを使って、位置関係を確認しながら描く
  • パーツの形状や光と影の濃淡の関係を把握する
  • 最後は根気で丁寧に描くという根性論(笑)

ちなみに今回かけた時間は約3時間。ドローイングやイラストの楽しいところは、書き込んでいくとどんどん印象が変わって仕上がっていくのがとても達成感があります。今回のグリッドを使った描き方は、丁寧に確認しながら描けば誰でもいつもより上手く描くことができると思います。描くほどに上達が実感できるので、是非試してみてください!

それでは最後にタイムラプス動画をお楽しみください!

投稿者プロフィール

KSK ONE
KSK ONEグラフィックデザイナー
けんと放送のグラフィックデザイナー。HIP HOPにハマり、GRAFFITIやDANCEをかじって、クラブにもどっぷり浸かる。最近は某バトロワゲームにハマってる。ネギヲタ箱推し。