「フリースタイルダンジョン」「高校生ラップ選手権」など、近年賑やかなフリースタイルバトルシーン。新潟にも次世代のシーンを牽引するであろうラッパーがいる。日々進化を続ける彼に迫る!

RAPPER / 黒さき海斗 Interview

kurosaki1

活動の原点

イカジュン
ラップに興味を持ったキッカケは?
黒さき海斗
僕が幼稚園の時に、お母さんがRIP SLYMEやKICK THE CAN CREWを聴いていて何となくラップの存在を知りました。小学校高学年になりiPodを買ってもらって、ラップがどんどん身近になっていって。
イカジュン
ラップを聴くのとするのでは全く感覚が違いますよね。何故、自分でラップをしようと?
黒さき海斗
ずっと続けていたバスケットと勉強で、ちょっとした挫折を味わって。自分のスタイルを出せて、他の人と比べられないものを始めようと思い、心の拠り所としてラップ選んだわけです。
イカジュン
だからこそどんどんのめり込んでいったんですね。
黒さき海斗
最初はフリースタイルをやっていなくて、すごい時間をかけて歌詞をずっと書いていました(笑)。
イカジュン
そこからどうやってフリースタイルバトルに傾倒していくんですか?
黒さき海斗
たまたまフリースタイルバトルの存在を知り、「え?これ即興でやってるの?」みたいに衝撃を受けて!でも何か自信だけはあって、やってみたのですが全然出来なかったんです(笑)。
イカジュン
確かに今までは時間をかけてリリックを書いていたのに、いきなり即興にチャレンジするのはすごいですね。
黒さき海斗
まずフリースタイルの時にどんなトピックでラップしていいのかわからなくて(笑)。でもよく考えるとフリースタイルって別に縛りがないからフリースタイルなわけで、自分が思ったことをラップすればいいんだって気づいたんです。
イカジュン
UMB新潟大会に出場したのも大きな転機になったのでは?
黒さき海斗
そうですね。出場するのも生で観るのも初めてだったので。一回戦で負けてかなり悔しかったですね。でもこの現場で同い年のラッパー「Dar-Tなたでここ」と出会ったのが、かなり大きな転機でした。そこから魅RIンさんというラッパーも交えて、週一回のペースでサイファーをやるようになったんです。これが今も続いている新潟サイファーなんですよ。色んなタイプのラッパーが集まるから、ここで経験を積めば積むほどスキルが身に付くのが自分でもわかっていたから、原点といってもいい場所です。

kurosaki2



最近のシーンについて

イカジュン
かなりフリースタイルバトルのシーンが盛り上がっていますね。
黒さき海斗
「ラップを聴いたことの無い人にも聴いてもらうキッカケになればいいな」という想いで活動しているので、シーン全体のことを考えると、良い流れになっていると思います。やっぱりラップって「怖い」というイメージが付きまとうので、自分がラップしている姿を観て「ラップって面白い」というイメージに変えたいなと。
イカジュン
今やCMでもラップが取り入れられるようになりましたよね。黒さきさんも新潟の企業のCMにも出演されていますよね。
黒さき海斗
かなり周りからも反響がありました(笑)。


イカジュン
高校生RAP選手権への出演も反響が大きかったのでは?
黒さき海斗
新潟代表みたいな出方だったので、新潟の看板を背負う気持ちで臨みました。
イカジュン
元々、出場には興味が無かったとお聞きしました。
黒さき海斗
そうなんです(笑)。なんとなくラッパー同士の馴れ合いに思えて、ガチンコに見えなくて。でも出場してないのにディスっている自分がダサく思えてきたんです。それで出場を決意しました。
イカジュン
一回戦のILL-Cとのバトルはもちろん、二回戦のLick-Gとのバトルがかなりアツかったです!黒さきさんの表情がかなりイキイキしていて。
黒さき海斗
ありがとうございます。相手がかなり強かったので負けてしまったのですが、これまでのバトルの中で三本の指に入るくらい楽しかったですね。実は裏話があって、あの時のフロウは直前のDJタイムで流れていたJinmenusagiの曲のフロウをサンプリングして使わせてもらったんですよ(笑)。
イカジュン
それを即興で取り入れるっていうのがすごい!

最近のシーンについて

イカジュン
ラッパーとしての展望は?
黒さき海斗
まだまだ上には上がいて、兄貴的な存在のUSUさんはやっぱりすごい!言葉を聴かせる力というか、固く韻を踏んでくるというか。本当に一言一言が重い!今の僕には出来ないと思います。でもいつか必ず超えないと新潟をレペゼン出来ないと思っていて。他にも尊敬する先輩が沢山いるので、一人一人超えていく勢いで頑張ります!そうやって先輩たちが築いたシーンを守りつつ、僕ら新世代の色も出していけたら良いですね。
イカジュン
過去のR指定さんとのバトルで「色々マルチにやりたいの」というフレーズが印象的なのですが、映画にも出演されるとお聞きしました。
黒さき海斗
そうなんです、映画と音楽を結びつけた「MOOSIC LAB」というプロジェクトに参加していて、先日、鹿児島で撮影をしてきました。これからはアートなど、色々と表現する方法を広げていきたいと思っています。
イカジュン
最後にCUT IN WEB読者にメッセージをお願いします。
黒さき海斗
ラッパーらしくラップでいいですか?

TEXT : IKAJUN

PROFILE
黒さき海斗

幼少期からラップに触れ、中学生の頃にキャリアをスタートさせる。新潟でのフリースタイルバトルにも数多く出場し、若手ラッパー多く参加する「新潟サイファー」の創設にも携わる。現在も新潟を拠点に活動し、「BAZOOKA!!!第9回高校生RAP選手権」への出演で全国的に話題となる。

INFORMATION

kurosaki3

UNO

DATE : 2016.10.2 sun
PLACE : GOLDEN PIGS BLACK STAGE
OPEN : 17:00
FEE : ADV1,000yen / DOOR 1,500yen
GUEST : KONG
DJ : KOZY / アルビバンチョ / TAC
LIVE : Black smile / 黒さき海斗 / $HABAZU / lyrical / RIKIZO / Dar-Tなたでここ / HONEST / MADNE$$ / ヒステリックボーイズ / GOSPO / $hu_go / Hayato from The Madpotatoman / 暗ノ芸
MC : タカヒロ

ACCESS

Author Profile

IKAJUN
IKAJUN
フリーペーパー「CUT IN」、WEBサイト「CUT IN WEB」の編集長。
好きなフミカは、馬場ふみかと清水富美加です。
LINEのID教えてくんねぇ?