長岡のクラブ・REGNO2で、奇数月の第1土曜日に開催されるイベント「TAKEOVER」。このオーガナイザーの1人であるKC氏が1stアルバム「4mind」をリリースした。アルバムに込めた彼の想い、そしてこれからの展望まで聞いた。

ラッパー/KC Interview

– 1stアルバム「4mind」リリースから1ヶ月が経って、周りの反応はいかがでしたか?

人にあーだこーだ言われながら、キャリアを積んできて、やっと一人で立ち上がることが出来たのかなって思っています。これまでストリートアルバムやミックスは何枚かリリースしてきたのですが、今作は正式にアルバムとして形に残るので、流石に気合を入れて作りました(笑)。だから周囲の反応が良かったのが、尚更嬉しかったですね。

– 4つのマインドは喜怒哀楽を表しているそうですが、何故アルバムコンセプトに?

喜怒哀楽って、誰もが抱えている感情じゃないですか?でも僕は怒と哀という感情をあまり持っていなかったんです。だからこそアルバムのコンセプトにして、振り返ってみたくて。例えば「Labyrinth feat.RITA」では怒りの感情を曲にしています。強い怒りの感情を歌にするなら、力強い歌を歌ってくれる彼女にお願いしたいと思って声をかけました。

– 1曲目だけでも「4mind」で全ての感情が映し出されているように感じました。

アルバムの序章的な曲にしたかったので、喜怒哀楽全ての感情に触れています。原点回帰という意味で自分のストリートカルチャーの原点であるスケートボードを、MVにも組み込みたいなって思っていて実現しました。

4mind / KC【Official Short Music Video】

4mind / KC【Official Short Music Video】

– 先述したRITA氏に加え、客演陣には仙台のSENDIANからK-MASSIVE氏、地元長岡からS.two氏とH.O.T氏が参加していますね。

元々、SENDIANが新潟のイベントに来た時にリンクして、僕がオーガナイズしているイベントにも来てもらったんです。その際、「折角だから一曲やろう」ってなって作った曲です。S.twoとH.O.Tは「TAKEOVER」っていうイベントをずっと一緒にやっていて、3周年ということもありリリックの中に3という数字を絡めて作りました。

– トラックもかなりバリエーションが豊かな印象を受けました。

BCDMGからMONBEE氏、北海道のSONIK BEATZ氏、長野のBLACKBEATZ氏、横浜のTDK Beatz氏、長岡のDJ TO-SHIRO氏のビートを使わせてもらいました。USっぽいビート、日本っぽいビートのバランスを取ったつもりです。あとは歌詞で聴かせる曲とビートで聴かせる曲をうまく分けることができたかなと。

– MONBEE氏のビートを起用した「Let’s go out」はUSっぽいノリの曲ですね。

DJ Mustardの曲を意識した今っぽいビートでやりたいなと思っていて。「オシャレをしてクラブに遊びに行こうよ」みたいな曲です。

– 「Look with the eyes」は海外生活をしていた時期に感じたことを曲にしたと聞きました。

自分にしか作れない曲って何かなって考えた時に、海外で感じたことを曲にしようって思ったんです。今の環境がどれだけ恵まれているかわかったし、本当に人生観が変わったので(笑)。

KC / Look with the eyes【MUSIC VIDEO】

KC / Look with the eyes【MUSIC VIDEO】

– 最後にこれからの展望を教えてください。

自分はSEEDAさんのライブを観てからラップを始めたのですが、自分も誰かに影響を与えられるようなラッパーになることが目標です。あとは自分のキャリアをスタートさせた場所であり、ホームであるクラブ・REGNO2でワンマンをやることですね。

TEXT : IKAJUN

DISK INFO

『4mind』by KC
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(WENOD、芽瑠璃堂、タワーレコード、Amazon)

TRACK LIST

01. 4 mind (Track by MONBEE)
02. Freedom (Track by MONBEE)
03. Let’s go out (Track by MONBEE)
04. Time machine (Track by MONBEE)
05. XXX of keeping it feat.S.two H.O.T (Track by MONBEE)
06. A blown not edge feat.K-MASSIVE (Track by MONBEE)
07. Look with the eyes (Track by BLACKBEATZ)
08. Secret of「 K」 (Track by DJ TO-SHIRO)
09. Labyrinth feat.RITA (Track by MONBEE)
10. Play back (Track by MONBEE)
11. Hang over (Track by TDK Beatz)
12. 一人じゃ*** (Track by SONIK BEATZ)
13. Bright & Dark (Track by MONBEE)

PROFILE
KC

2007年、SEEDAのLIVEに感銘を受け、ラッパーとしてのキャリアを開始。等身大の自分を嘘偽りなく表現するストレートなリリックを放ち、LIVEとなれば持ち前の高いヴァイブスで魅了する。県内外問わず様々なイベントに出演し、これまでNYのThe Heavy HittersのメンバーであるDJ KAST ONEやDJ MAGIC、DJ BIG BEN等のフロントアクトを務めた経歴を持つ。近年ではダンスイベントでのMCなど活動の幅を広げている。また2012年にはオーガナイズするクラブイベント「TAKEOVER」をスタートさせ、現在でも高い人気を誇っている。

: https://twitter.com/KC_TAKEOVER

Author Profile

IKAJUN
IKAJUN

フリーペーパー「CUT IN」、WEBサイト「CUT IN WEB」の編集長。好きなフミカは、馬場ふみかと清水富美加です。LINEのID教えてくんねぇ?