ストリートを中心に活動し、若手ラッパーから大物放送作家などからも注目される若干19歳の奏者 久保田リョウヘイに聞く「ハンドパン」と「これから」。

ハンドパン奏者/久保田リョウヘイ Interview

ハンドパンとの出会い

– 世界でもまだ珍しい楽器「ハンドパン」について教えて下さい。

2000年頃、スイスでスティールパンを参考にして作られた楽器です。
ハンドパンは一つづつスケール(音階)があるんです。
スティックで叩くスティールパンとは違い、手を使い指で弾く感覚で叩いて音を奏でます。
ガムランの様な心地よい倍音が特徴で、癒しの音色と打楽器としての魅力の両方を持つ楽器です。
実際に僕の曲で音を聞いていただければ解りやすいです(笑)。
まだ気軽に手に入れる事は難しいんですが、様々な国々にハンドパンの工房があり、製造元の方からFacebookを通して購入するのがスタンダードになっています。

– 何がきっかけでハンドパンの演奏を始める様になったのですか?

17歳の時にベースを購入しようとネット検索してたら、YouTubeでハンドパンの動画を初めて見てピンときました!
これは叩くしかない!!と思い探したら、なかなかの値段でした。が、迷わず買いました。
とりあえず叩きたかったんです!

– 他のハンドパン奏者と比べると、かなりパーカッシブでオリジナルな演奏をされていますが、誰かに教えてもらったんですか?

高校生の時に聞いた色々な国の音楽を参考に、ベースのスラップ奏法やインドのタブラの奏法を取り入れながら、自分で考えて演奏しています。

RYOHEI KUBOTA 「TOKYO BEAT」
HP:ryohei-kubota.com Instagram:

RYOHEI KUBOTA 「TOKYO BEAT」

路上での活動

– 主に路上を中心に演奏されていますが、何か理由があるんですか?

演奏を生で見て貰えればハンドパンの格好良さが1番早く伝わると思い、まずはstreetで演奏してみようと思いました。
ハンドパンという楽器自体がまだまだ有名では無いので、ハンドパンの良さを伝えるために、多くの人の目に触れやすい路上でLive活動をしています!

– 路上だと色々なお客さんがいると思いますが、印象的なエピソードなどあれば教えて下さい。

社会人を辞め、1日目のバスキング(路上演奏)でラジオのディレクターさんに声をかけていただき、ラジオ出演が決まった事ですね。この出会いがその後の音源リリースなどにもつながっていったんです。

– 何故、渋谷の路上をえらんだんですか?

日本で1番色々な国の人がいて、面白い事をしてる人が集まってるからですね!世界に伝わる可能性があるので。
あと渋谷のstreetでは、ぼくのりりっくぼうよみ君をはじめ、同世代で演奏もカッコよく魂の熱い音楽仲間に沢山出会る事も魅力の一つです。
今も時間があればみんなで集まってstreetで演奏をしています。

音源リリース

– リリースされた1stアルバム「RISING」について教えて下さい。

ハンドパンの音の魅力と、アルバムとして聞き応えのある作品を目指して制作しました。
高校生の時に作った「RISING」「TOKYO BEAT」を中心に、オリジナル曲のみで創りました。
様々なアーティストに参加して頂いたんですが、3曲目の「DENSE of forests city」は、ぼくのりりっくぼうよみ君の紹介でトラックメーカーの「雲のすみか」さんと共作で、ハンドパンの曲とは思えないサイケデリックな曲になっているので、是非聞いてください!

– レコーディングではかなり音にこだわったそうですが?

レコーディングはすごく苦労しました。ハンドパンは空間で音の聞こえ方が変わる楽器なので、かなり研究しながら音を録っていきました。
レコーディングした音に満足がいかず、全て録り直したり、と力の入った作品になりました。結果的に自分の想像を超える作品が出来たと思います。

– 幻想的なジャケットも印象的ですが、撮影は国内ですか?

ジャケットは高校生の時にハンドパンをいつも練習してた地元の山(きのこ山)で、友達と夜が明ける前に山に登って撮りました。お気に入りの一枚です!

– 音源のリリースで環境は大きく変わりましたか?

去年と比べるとすごい環境が変わりました。きっかけはやはり所属しているレーベルGrand Pacific Workとの出会いですね。
ある日、前述のラジオのディレクターさんに「紹介したい人がいるから渋谷にこれる?」と連絡がきて、急いで渋谷に向かったら今回のプロデューサーでもある曽根さんがいたんです。
その時ちょうどハンドパン持っていたので、渋谷のモアイ像の目の前で演奏を見てもらいました。そのままご飯に行き、CDを作るお話を頂きました!まるで漫画のような展開でした(笑)。
street演奏を初めて半年もたっていないのに、初めてのアルバム「RISING」を5月に発売。
人生初のLIVEを銀座の山野楽器本店でやらせて頂きました。
人生初のサインは、店頭演奏で気に入ってくれた、ロシア人の女性でした(笑)。
その後もラジオ番組での生演奏や、CLUB agehaでの演奏、色々なミュージシャンとのセッション、ピラティススタジオでの演奏など色んな所で演奏させてもらい、毎日が勉強中です!

RYOHEI KUBOTA 「RISING」
HP:ryohei-kubota.com Instagram:

RYOHEI KUBOTA 「RISING」

これから

– 今後の展望を教えて下さい。

ハンドパンはとても素晴らしい楽器なので、もっと気軽にふれあえる機会を増やしたいです。
実はまだハンドパン工房が日本には1つしか無いので、もっと簡単に手に入る様な仕組みを作れればと思っています。
特に世界1の鉄の技術がある、新潟県の燕三条でハンドパンを作れたら嬉しいですね!
プレイヤーとしては、色々な国々の様々な人々に踊ってもらえるような、演奏や楽曲を作って行きたいです。
とにかくハンドパンで、人々を楽しませていきたいと思っています!

TEXT : GAKU

PROFILE
久保田リョウヘイ

日本で、世界でも珍しい楽器“ハンドパン”奏者“久保田リョウヘイ”。
ハンドパンは2001年にスイスで発明された新しい楽器。ガムランを想わせる心地よい音色と打楽器としての魅力を併せ持つ。スティールパンの派生型として誕生し指で弾いて演奏するのが特徴。自身高校生の時に見たハンドパンに衝撃を受け独学で演奏法を習得。渋谷・原宿でのストリート演奏が話題となり、東京を拠点に活動中。現在19歳。ソロ演奏だけでなく、様々な楽器やDJとのコラボまで演奏のスタイルは幅広い。一度演奏を聴いたら耳から離れない癒しの音色を是非体験して欲しい。

: https://www.ryohei-kubota.com/
: https://twitter.com/hang0227
: https://www.facebook.com/handpan.kubota
: https://www.instagram.com/rkhang/?hl=ja

LIVE INFORMATION
三条音楽祭

日時 : 2017年9月3日(日)入場無料/雨天決行
場所 : 新潟県三条市中浦ヒメサユリ森林公園
公式ページ : https://rakuonsai.com

山のうえコンサート/SUMMER SNOW NIGHT

日時 : 2017年9月9日(土) 1部 : 11:00~17:30、2部 : 18:00~22:00
場所 : キューピットバレイスキー場 参加無料
問い合わせ : 株式会社 PLAY TODAY 担当 : 篠原 event@play-today.jp

LAST SUMMER BEACH Fes.2017 ft, “Sou”

場所 : Sea Point Niigata(関屋浜)
日時 : 2017年9月10日(日) 1部 : 14:00~16:00、2部 : 16:30~18:30
参加費 : 1部 : 「ワークショップ」 入場無料 2部 : 「ライブアート+BBQ」 男性3,500円、女性3,000円(1D付)
問い合わせ : Sea Point Niigata 025-233-6605