ブレイクダンスチーム「BEFEEMOSS」に所属する新潟出身のブレイクダンサー・ASHITAKA。得意とする「ワンハンドラビット」「肘ワンハンドラビット」でギネス記録を保持する彼に、ダンスを始めたキッカケからブレイクダンサーとしての今後について話を聞いた。

ブレイクダンサー/ASHITAKA Interview

– ダンスを始めたキッカケは?

高校入学前に「少年チャンプル」というダンス番組を観て、「ブレイクダンスってカッコイイ!」と思って始めました。周りにやっている人がいなかったし、スクールに通うっていう考えがなかったので、ネットで技を調べて、独学でやっていたんです。

高校に入学してからはダンスをしている友人ができて、教えてもらいながら技を習得していった感じですね。でも最初は憧れのウインドミルにつまずいて、すごい時間がかかって。できるようになったのは半年くらいかかりました(笑)。

とにかくダンスをやっている時間が楽しくて、どんどんのめり込んでいったんです。ストリートでやっていたから、他の学校や社会人の知り合いが出来ていったのもすごく楽しかったですね。
今は自分で取り組む技を決めてチャレンジしたり、イマジネーションを刺激するためにフリースタイルで踊ったり。気持ちはそのままに、やることが変わってきている感じです。

– この頃から「ダンサーを職業にしたい」と考えていたのでしょうか?

そうですね、漠然と「これが職業になれば最高だな」って。決定的なキッカケは大学受験に失敗したことですね。そこからフリーターになって時間に余裕ができたので「本気で取り組もう」と覚悟が決まったというか。

まずはイベントやバトルに出て、名前を残すことを目標に活動をしていました。あとはブレイクダンスチーム「BEFEEMOSS」に加入したのもダンサーとして大きな転機でした。バトルで結果が出始めた時期だったので、声をかけてもらった時はすごい嬉しかったですね。
チームで出場した「UK BBOY CHAMPIONSHIPS」というブレイクダンスの全国大会で、準優勝したのもダンサーとして本気のスイッチが入ったキッカケとなった出来事です。

– 「ワンハンドラビット」「肘ワンハンドラビット」の2種目でギネス記録を生み出したのも大きな転機だったのでは?

ワンハンドラビットでは139回、肘ワンハンドラビットでは187回という記録だったのですが、自分の中ではダンサーとしての通過点でしかないと思っていましたが、反響がすごくて驚きました。

特に家族は、僕がダンスをしていることについてあまり良く思っていなかったのですが、ギネスのことを聞いてすごい喜んでくれて、嬉しくなっちゃいました(笑)。

– アニソンダンスバトルでも活躍されていますね。

ブレイクダンスと並行してもともとアニソンが好きで!3年前、アニソンダンスバトルにジャッジとして呼ばれたことがキッカケで知って、「こういう世界があるんだ!」って驚きました。
それからアニソンダンスバトルに出場するようになったんです。今では「ACE SPEC」というチームを組んで、活動するようになりました。

アニソンダンスバトルには色々な人が出場しています。ジャグリングやフリースタイルバスケを取り入れる人もいて、エンタメ性が強いから刺激を受けるんですよ。普段のブレイクダンスバトルと全く異なる感覚で、挑戦者という気持ちで出場しています。

– 最後にダンサーとして、これからの展望をお聞かせください。

今は東京を中心に活動してますが、新潟が大好きな気持ち、新潟のダンスシーンを盛り上げたい想いは変わらないので、様々なことを吸収してそれを持ち帰り、定期的に新潟でレッスンやイベント主催をしてシーンを盛り上げる活動は続けていきます。

7月に新潟でフリースタイルのダンスバトル、8月にブレイクのダンスバトルを開催しようと思っているので、興味のある方は僕のSNSをチェックしてみてください。
また、僕自身もプレイヤーとしてまだまだやりたいこと、やらなきゃいけないことが沢山あるので、ガンガン色んなことにチャレンジしていきたいですね。

TEXT : IKAJUN

PROFILE
ASHITAKA

新潟県糸魚川市出身のブレイクダンサー。現在は東京や新潟市を中心に「ACE SPEC」「BEFEEMOSS」のメンバーとして活動。

「縦系」と呼ばれる逆立ちをベースに展開するダンススタイルが彼最大の持ち味で、その技の一つ「ワンハンドラビット」のギネス記録を保持するなど、そのクオリティの高さは日本全国に留まらず、世界中のダンサーやメディアから注目されている。

現在は関東を中心にジャッジ・DJ・ショーケースなどのイベントに多数出演、バトルで成績も多数残し、レッスンやワークショップなど全国的に活動を展開している傍らで、新潟最大のブレイクダンスバトルイベント「Blowout」や「Stepper’s Delight」「Under Stand」を始め、さまざまなイベント企画やレッスンをして新潟のダンスシーンを盛り上げる活動も行っている。新潟ストリートカルチャーの祭典「CUT IN PARK」においてもDJ、ダンサーとして参加した。

その一方で、アニソンで踊る「ACE SPEC」というチームに所属し、近年盛り上がりを見せるアニソンダンスシーンでの活動も行っており、シーンに多大な影響を与えている。またストリート・アニソン両方でDJもこなす。プレイヤー目線の選曲に定評があり、県内のバトルイベントを中心にプレイしている。

: @tatestyle
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