ストリートボールリーグ「SOMECITY NIIGATA」を運営する「Fab 5」。その代表を務め、今回の「#CUT IN PARK」にも出場する奥山氏に、新潟のシーンや想いについて聞いた。

Fab 5 代表/奥山幸介 Interview

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「Fab 5」とは?

廣瀬
Fab 5の皆さんはイベントの運営をしつつ、チームとしても競技に参加されていますよね。
奥山
元々は、ただのストリートボール好きが仲良く集まっていただけで。それで主に東京で行なわれている「SOMECITY」という3on3のイベントを、新潟でもやりたいねっていう話をずっとしていたんです。そして当時その「SOMECITY NIIGATA」の会場兼運営元だった「nBb 1on1」というバスケットコートが、運営を別の人間に任せたいって話を出した時に、「じゃあ俺らでやろうか」ってなって。そこからストリートボールをいろんな人に体験してもらいたいと思って、新潟で活動をしていますね。
廣瀬
それでFab 5を結成したんですね。
奥山
そうです。だからFab 5はバスケットチームというよりも、「SOMECITY NIIGATA」を運営している団体って感じですね。県外でのイベント開催時に、知り合いから「新潟でチームを作って参加してくれないか?」って頼まれた際、Fab 5を結成する前から僕らが率先して人集めをしていたんです。そういう経緯もあって、その時のメンバーがFab 5という名前を付けてたまたま運営するようになりました。
廣瀬
なるほど。運営団体としての役割の方が大きいわけですか?
奥山
はい。でも僕は選手もやっているので試合にも出てるんですけどね。それにFab 5は基本的にセレクトチームなんです。今回はこのチームの誰々と誰々をピックアップしたけど、次はあのチームの誰々が最近面白そうだから連れて行こうみたいな。
廣瀬
オールスターチームみたいな?
奥山
簡単に言うと。まあスターの人間はいないんですけど(笑)。ただやっぱりそうやっていろんなプレイヤーを連れて行くことによって、その場で吸収したことが新潟へ戻ってきた時に各チームへ伝わって、新潟のストリートが盛り上がればいいなと思いますね。だからなかなか固定のメンバーでいることはないです。

fab5

プロとアマチュアが入り混じるスポーツ

廣瀬
Fab 5としての最近の実績はありますか?
奥山
「FM SENDAI STREETBALL supported by cocode TV」という仙台で開催されるストリートボールのイベントがあるんですけど、去年そのイベントで準優勝しました。B.LEAGUEの仙台89ERSがチームとして出ていたんですけど、勝っちゃって(笑)。
廣瀬
すごいですね(笑)。プロとアマが一緒の大会に出ることも多いんですか?
奥山
ストリートの場合、プロとの線引きが難しいですが。例えば新潟だったら、アルビレックスBBの選手はこういう大会になかなか出てこないんですけど、県外にはB.LEAGUEに所属しているチームから個々の選手が参加してくることも多いんですよ。だから同じステージでバスケが出来るというのは魅力の一つですよね。
廣瀬
へぇ~!それはいい刺激にもなりますね。
奥山
あとは観客との距離が近くて、良いプレーをした時は思いっきり喜んで楽しんでくれていることがすぐ分かるんです。僕らはプロじゃないですけど、会場を沸かすことができるので楽しいなって思いますね。それがクセになってずっと続けているんですけど(笑)。普通のバスケットよりもいろんな人と交流できている気がします。
廣瀬
スポーツには監督というまとめ役がいますが、ストリートボールにもいるんですか?
奥山
チームによると思いますね。一本、柱となる人がいる所にはいると思います。
廣瀬
Fab 5はどなたかいらっしゃいますか?
奥山
僕です(笑)。一応全部。結局はみんなの繋がりでいろいろ成り立っているので、僕一人では出来ないんですけどね。

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「#CUT IN PARK」と今後について

廣瀬
「SOMECITY NIIGATA」の運営を通して、新潟のシーンをどう感じていますか?
奥山
「やっと始まったな」っていう感じです。Fab 5のメンツや、僕も所属している「ちきゅう」っていう去年と一昨年の「SOMECITY NIIGATA」のチャンピオンチームは、県外で試合をしたり強いチームのプレイを肌で感じて「もっと頑張んなきゃな!」って思うんですけど、経験が無い他の新潟の選手にはなかなか難しいので。その「熱」を消さないようにどうにか僕らが繋いで、もっと燃えるようになればなって思います。
廣瀬
「#CUT IN PARK」に期待していることはありますか?
奥山
色んなストリートカルチャーが混ざったイベントって珍しいですよね。だから「バスケットを観に来た人以外の人」が観てくれればいいなと思います。僕らは観せることしか出来ないので。僕も他ジャンルの人たちはどんなパフォーマンスをするのかなって気になりますし(笑)。
廣瀬
そうですよね。なかなかキッカケが無いですよね。
奥山
ダンスは昔に何度かコラボしたことがあるんですけど、他は無いので。普段バスケットをしない人が気になって観に来てくれたら僕らもありがたいです。
廣瀬
今回、「#CUT IN PARK」のことを知ってどうでしたか?
奥山
「バスケットをやっていない人の中にも、こういうことを考えていた人がいたんだ!」って思いました。純粋に嬉しかったですね。
廣瀬
最後に、Fab 5が目指すものは何ですか?
奥山
「SOMECITY」って全国いろんなエリアにあって、各エリアの優勝チームが集結した「SOMECITY THE FINAL」で全国一を決めるんですね。今年は上海とか海外からもチームが来てるんですけど。そこで新潟はまだベスト8までしか行ったことがないんです。だからやっぱり優勝出来るチームを新潟から出すことが一番の目標ですね。Fab 5としても、新潟のチームがもっといろんな大会に呼ばれるように有名になりたいと思います。

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TEXT : HIROSE

PROFILE
奥山幸介

秋田県大館市出身。1985年生まれ。小・中・高とバスケ部に所属し、大学入学後にストリートボールと出会う。大学在学中には車椅子バスケのキャリアもスタートさせ、多方面でプレイヤーとして活躍。その後、仲間数名とストリートボールリーグ「SOMECITY」の運営に携わるようになり、新潟でのシーン拡大に努める。一方でプレイヤーとしても精力的に活動を続け、自身が所属するクラブチーム「ちきゅう」は「SOMECITY NIIGATA」で現在2連覇中。また県内の注目プレイヤーをピックアップしてチーム編成する「Fab 5」の代表を兼任し、シーン全体の底上げにも尽力している。

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Author Profile

HIROSE
HIROSE
感情の半分以上を小学生の時に出し切ってしまった鉄仮面。
高校のクラスの文集では「1日入れ替わってみたい人ランキング」で第2位に選ばれる。
生まれ変わったらスズメになりたいTHE・B型人間。