BEFEEMOSS リーダー / TakaH1RO Interview

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ガク
ダンスを始めたきっかけは何だったんですか?
TakaH1RO
今でこそ踊ってますが、実は運動音痴だったんです。小学生の時に白血病を患って、成長期にほとんど運動できなくて。
ガク
運動音痴も意外ですし、白血病を乗り越えられたというのも驚きました。のっけから衝撃的ですね。
TakaH1RO
はい。
それが凄いコンプレックスで、そこから少しひねくれるというか、まじめに出来なくて(笑)。なんにも楽しく無いし、熱くなれなくて。そんな時に親が、「大学だけは絶対出とけ」って言ってくれて。大学に入ってダンスに出会ったんですけど、初めて夢中になれたんです。
当時は肉体的にも弱かったし、流行にも遅れてて、全然外の情報が解らなかったのでダサかったし。でもそういうのを受け入れてくれたのが、ダンスやHIP HOPというカルチャーだったんです。「誰でもマイペースで、かっこいい人を真似しながら、どんどんかっこ良くなっていける」っていう。
ガク
最初からブレイクダンスだったんですか?
TakaH1RO
最初はHIP HOPをやりたいなと思って真似事してたんですけど上手くいかなくて(苦笑)。で、その時たまたまブレイクダンスをやってるヤツに会って「すげー!!」ってなって。
最初はカルチャーの事とか、音楽とか全く解らなくて。頭にタオルまいて、ジャージ着て練習してましたね(笑)。
ガク
カンゴールにアディダスみたいなオールドスクール的なファッションではなく?
TakaH1RO
もう田舎のヤンキーみないな、結構ガチのジャージで踊ってましたね(笑)。
ガク
ダンスのどんな所に魅了されたんですか?
TakaH1RO
ダンスって自分でペースを決められるんですよ。楽しいから踊る!とか、好きだからコレやりたい!とか。部活みたいに強制的な感じじゃないです。自発的に自分でがんばれるというか、自分の弱さと自分で戦うみたいな。
すみません。ちょっとかっこ良く言い過ぎました(笑)。
ガク
幅広い世代に浸透し始めているダンスですが、やり始めた当時から新潟のシーンは確立されていたんですか?
TakaH1RO
僕が始めたばかりの頃の新潟はストリートダンサーが少なかったですが、鳥屋野ホームセンターに集まっていた先輩達に混ざって踊っていました。めちゃめちゃ怖い先輩達でしたね(笑)。
皆で頑張ってやってたんですけど、上手いヤツとか天才的なヤツは東京や大阪に憧れて移住していって。結局、向こうで辞めちゃってシーンから消えていく、みたいな感じが続いてて。
ガク
当時は今より「中央にいかなければ成功できない」って風潮がありましたよね。
TakaH1RO
せっかくスキルのある人たちが新潟から居なくなるのが寂しかったですね。でもそこで「そういう奴らが居たいと思う土地になると良いな。そういう場所にしよう!」と思って。
ガク
その思いがBEFEEMOSS結成にも繋がるんですか?
TakaH1RO
はい。
まず自分が意地でも新潟に残って上手くなって、可能性を与えられる存在になろうと。そうやっていくうちに、その考え方に共鳴してくれる仲間が増えて「新潟でもやれるんだぞ!っていうのを行動で示そう」という思いからBEFEEMOSSが生まれました。

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ガク
具体的にはどんな活動をしているんですか?
TakaH1RO
メンバーそれぞれが企画して、デイイベントやバトルイベントを開催しています。
ガク
デイイベントも開催しているんですね。
TakaH1RO
夜のイベントもやっていたんですが、ダンスへの間口を広げたくて。大人が楽しむ分には夜でいいんですけど、デイイベントは未来のシーンを担っていく子供達が参加できて、年代の幅も広がるし。何より楽しいですしね(笑)。
ガク
シーンが盛り上がってきている今だからこそ今後の事も意識して、さらに間口を広げる為の展開をしているんですね。
TakaH1RO
まずはシーンへの入り口が凄く大事だと思っていて。そしたらその中から色々な才能も出て来るだろうし。その間口を出来るだけ広げたいなっていうのは凄く意識しています。
ガク
様々な大会にも参加し結果を出されていますが、「新潟でも出来る!」という事を証明するという思いも強かったんですか?
TakaH1RO
そうですね。結果を出す事でやっぱり後輩とかもすげーってなって、刺激になったって言ってくれたり。純粋に自分たちも上手くなれるって言うのも大きいです(笑)。さらに県外イベントにもゲストで呼んでもらえたりするし。
なんだろう?いい事ずくめですよね(笑)。自分の努力次第でいろんな道が開けるなって。
ガク
海外なんかもバトルしに行ったりするんですか?
TakaH1RO
シンガポールの「RADIKAL FORCE JAM」という大会に参加したりしました。世界的に有名なズールーネーションが毎年開催するイベントなんですけど、皆で参加してめちゃくちゃ楽しかったですね。
バトルに出場して本戦に上がれたんですけど、フロアーギャングスっていう有名なチームとあたってボコボコにされました(笑)。動画でしか見た事の無い様な人たちとバトルするっていうのは凄く良い経験でした。

ガク
ダンスバトルの見所を教えて下さい。
TakaH1RO
「この人のコレをあの人はどうやって返すんだろう?」とか。ブレイクはスタイルが凄く際立つので、回るのが得意なヤツとか、飛び技が得意なヤツ、完全に立ち踊りで勝負するヤツなど色々なタイプが居るんですけど、そういうスタイルが違う異種格闘技の様な所も見所です。ダンスを知れば知る程、バトルを見る時に楽しめる様になります。
ガク
ルールやスタイルを知ることで、見る側がもっと楽しめるようになるというのは、他のストリートカルチャーやスポーツにも通づるものがありますね。
では、今後のBEFEEMOSSとしての展望を教えて下さい。
TakaH1RO
BEFEEMOSSが今年10周年で、記念イベントをやらせてもらったんです。その時にめちゃめちゃ支えられてるな、応援してもらえてるなって実感して。支えられてるって言うのは今までも感じてたんですけど、ここまで多くの人にっていうのがはっきりわかったというか、自分の中で新潟という漠然としたイメージが具現化したというか。お客さんの顔をみて、この人たちの為にもっと色々できたらいいなって。
まぁ色々な形があると思うんですけど、自分たちにしか出来ない、俺達の力で出来る事をもっとやっていこうと。上へ上へというのをずっと目指してきたんですけど、地域密着じゃないですけど、攻めるだけじゃなくて、地元を本当の意味で大事にしていかなきゃなって強く思いましたね。
ガク
ありがとうございます。最後に「#CUT IN PARK」への意気込みを教えて下さい。
TakaH1RO
「#CUT IN PARK」は新潟のシーンにとっては、もの凄いチャンスだと思っています。今までやってきたのを見てくれていて「じゃあやってみるか?」って声をかけてもらったので、絶対成功させたいですね。
当日は、BEFEEMOSSの様なブレイクダンサーだけでなく、様々なジャンルのダンサーが集まって熱いバトルや素晴らしいショーが展開されます。コレを成功させる事が新潟のシーンへの更なる刺激になると思いますし、これからの新潟の可能性が広がると思うので凄い楽しみです。
皆の力を借りて成功させて、より楽しい新潟にしたいなって強く思っています!

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TEXT : ガク

PROFILE
TakaH1RO

新潟県新潟市出身
2000年にB-BOYINGに出会い、以後地元新潟に拠点を置く。2006年に結成した新潟を代表するB-BOY CREW「BEFEEMOSS」のリーダーである。
他にも新潟最大級のFREESTYLEソロバトル「O.D.S.」の主催、県内外での審査員、NSGエンターテイメント専門学校ダンス学科講師を務めるなど、B-BOYとして枠を超え、多岐に渡って活動している。

【活動実績】
B-025 優勝 / B-RANCH vol.3 優勝 / ONCE TO WACTH 優勝 / GOING OFF vol.11 優勝 / Be.B-BOY TOKYO BEST4 / Station VS Station BEST4 & ISOPP個人賞 / REAL JAM 優勝 / RADIKAL FORCE JAM BEST16 (シンガポール) etc.

【BEFEEMOSS】
http://befeemoss.com/

【TakaH1RO LESSON】
http://hp41.0zero.jp/677/bboytakahiro/

【FREESTYLE SOLO DANCE BATTLE O.D.S.】
http://ods025.jimdo.com/


Author Profile

GAKU
GAKU
ROCK、PUNKが大好き。サブカルや横乗りも大好き。漫画や映画も大好き。ひげはそんなに好きじゃない。
最近生まれた息子の写真を取りまくってるDIY野郎。